なぜ地盤調査をする必要があるのでしょうか?また、地盤調査から何がわかるのでしょうか?
同じように平らに見える宅地でも、場所によってその地盤構造が大きく違います。軟弱地盤なのに有効な対策のないまま家を建てると、不揃いに沈下するいわゆる"不同沈下"が起こります。夢にまで見た新居が傾いてしまわないために、地盤を知り、対策を立てることは非常に大切なことです。
土を作っているものには、岩石、岩石が風化したもの、空から降った火山灰、山から川に流された砂や粘土や砂礫、植物が腐ったもの、人が人工的に持ってきたものなどがあります。何処でどのような土がでるかは、地形図などであらかじめ予想がつきます。しかし、これら様々な土が様々な条件のもとで堆積して地形ができあがるので、土の構成は複雑になり、土の強さも違ってきます。
地盤調査にはさまざまな方法がありますが、現在、住宅建設業界で最もポピュラーなものが“スウェーデン式サウンディング(SS)試験”と“ボーリング調査”です。
スウェーデン国有鉄道が1910年代頃に採用し、北欧諸国で広く普及した方法で、1950年代に我が国においても導入、76年にはJIS規格 に制定されました。現在では戸建住宅向けの地盤調査のほとんどがこの試験によって実施されています。

器具を用いて、地盤に深い孔を掘り地盤を調査、地盤の性質を表すボーリング図(土質柱状図)を作成します。鉱山や井戸のボーリング技術を応用すいており、 さまざまな試験ができます。

建物や構造物の基礎の構造計算に使うための土台となる重要なデータを得る為に行います。
地下の土の種類によっては、5年10年かけてゆっくり沈下し、建物を傾かせたり、近所ではじまった工事の影響で急に沈下したり、地震の時の液状化現象で家が傾くなど、いろいろな現象を生み出します。
これらの現象は、複雑な地形を持ち、地震が多発する日本の風土の宿命です。しかし、過去の事例から土の様々な性質の研究が進み、土の性質に応じた安全な基礎の形式や工法が解明されています。
地盤調査の目的は、目に見えない土の性質を科学的に明らかにし、将来にわたって安全な生活を保証することにあります。






